ほりわりヘルパー体験記③【ほりわりで過ごした日々を振り返って】
ほりわりヘルパー2代目です!
今回は、私がほりわりで過ごした1か月を振り返ります!
1週目 ほりわり・柳川を知る
1週目は、ほりわりでのお仕事・生活に慣れる期間、そして柳川というまちを知る期間でした。
暇なときにはお散歩をしたり、まちの歴史を調べたり。柳川に来るとなった時、実は少し非日常を求めていた自分がどこかにいたのですが、柳川のまちを歩けば歩くほど、どことなく地元と似ている雰囲気を感じていました。
都市というほど栄えてはいないし、ザ・観光地!というほど見どころがめちゃくちゃいっぱいあるわけでもないけど、歴史もあるし、住みやすい、みたいな(褒めてます、悪口じゃないです)。
1週間で見切りをつけるのは早すぎる!と当時の自分には言いたいですが、
自分の引きこもり癖も相まって「このままだと地元にいるのと変わらないな」と思うようになりました。
正直、地元とのギャップや非日常感があれば、「あー、私今柳川にいる!柳川で生きてる!」って何もしないでも思えて、日々満足していたのかもしれないけれど、
それが思ったよりなかったというのは、逆に色々なことを考えるきっかけになったなと、振り返って思います。
2週目 悩む
1週間過ごしてみて、「1ヶ月って、何かをするには短いけれど、何もしないには暇すぎるな」と感じ始めました。
ほりわりのヘルパーをしていると、ただ仕事をして過ごせばいいだけでなく、「柳川に暮らす一人の人間」として何ができるかを考える機会が多くあります。
せっかく柳川に来たからには、ここでしかできないことをしたいな、柳川というまちに関わって何かできればいいなという気持ちと、でも一ヶ月で何ができるねん、という気持ちが毎日揺れ動き、頭を悩ませていました。
3週目 風邪をひく^^; &やりたいことを見つける
なんとこのタイミングで何年振りかの風邪をひきました。しかも、かなりしっかりめに。
さらに卒論やリモートでのアルバイトのタスクも立てこみ、HP3くらいで1週間を乗り切りました。久々に体調が回復した日には世界が輝いて見え、コンディション次第でこんなに世界の見え方が変わるものなのね、と感じたのを覚えています。
ゆきさんには大変ご迷惑おかけしました<(_ _)>
そんなこんなでやらかしていた3週目ですが、
同時に、「人事や広報に関することがしたい」という自分のテーマを見つけました。
まちの広報委員会の集まりに参加する機会があったり、ゆきさんが「SNSの発信ができていない」という話をしていたりする中で、もしかしたら「よそ者」としての自分の視点だからこそ、柳川やほりわりに関して発信できることがあるのかなと思ったのです。
また、これまでに広報紙の作成に関わった経験があったり、大学卒業後は人事関係の仕事に就く予定があったりしたことにも後押しされ、「ほりわりにとっての人事・広報とはなんだろう」と考えた結果、このヘルパー体験記を作ることになりました。
実はSNSなどの発信は得意ではなく、そこまで仕事にしたいという感覚はなかったのですが、今まで受け取るだけだった側の視点から、「こういうことを発信したらいいんじゃないかな」という発信者側の視点をもつきっかけを色々と与えていただけたのが大きかったなと思います。
4週目 振り返り&おむすび屋さん
早いもので最終週に突入。
ほりわりや柳川の忙しさもピークを過ぎ、ゆきさんと一緒に遠出したり、ピクニックしたり。
ゆっくり過ごしながらも、自分はこれからどんなまちでどんな暮らしをしていきたいのか、どんな生活が自分に合っているのかなどなど、この1か月環境を変えて過ごしたからこそ考えることが多くありました。
そして、ほりわりで過ごす最終日には、
ほりわりの前で開催されたローカルマーケットに、「ことむすび」というおむすび屋さんを出店させていただきました。
なぜ突然おむすび?と思われるかもしれませんが、実はこの時期、ほりわりにはおむすび好きが3人も集まっていたんです。
一人目は、ゆきさん。二人目は、私。三人目は、ほりわりに長期滞在中のおおはまさん。
おむすびを一緒に試作したり、将来おむすび屋さんやるならどうする?と、夕食の場で話を咲かせることもしばしばあったのですが、いっそこの機会に出店してみよう!と、勢いでお店を出すことに。
しかし、出店を決めたのはなんとマーケットの前日。
急いで買い出しに行ってもらい、みんなで仕込みと包み方を考えて、PRをして・・準備はドタバタだったものの、当日は近隣の方や観光客の方にご購入いただき、30個ほど用意したおむすびがなんと完売!
一人では絶対に達成出来なかったですし、構想・企画から実現するまでを全て経験させていただけたことが本当にありがたかったです。
まさかゲストハウスでスタッフをしておむすび屋さんができるとは思っていませんでした(;_;)
ということで、1か月、楽しいだけでなく、ドタバタしたりヒィヒィ言ったりしながらも、「柳川」というまちのリアルを体感し、貴重な体験をたくさんさせていただいたなと、振り返って思います。
1か月が終わった時に感じたのは「楽しかった!来てよかった!」というわかりやすい感情よりも、「たくさんの宿題をもらったな」という気持ち。
この1か月で感じたこと、考えたことは、これからの人生の中で、何回もかみ砕きつつ消化していきたいなと考えています。
もしこれをお読みの方の中に、ほりわりのスタッフに興味がある、柳川に興味があるという方がいらっしゃいましたら、
「とりあえず行ってみる、見てみる、感じてみる」ということをしてみてほしいです。
「絶対いい経験ができますよ!」なんて無責任なことは言えませんが、学ぶこと、感じられることは大いにあると思います。
柳川は、また成長したときにもう一度訪れたいなと思う場所になりました。
これからも、柳川やほりわりが、誰かにとって戻りたいと思うような場所であり続けてくれればいいな、そして、ほりわりヘルパーがこれからも続いて、そこで暮らした一人ひとりの意思が残り続けたらいいなと思っています。
それでは、次のヘルパーさんに体験記をバトンパスすることにして、私の体験記は終わろうと思います。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!