ほりわりでは、iPadを使用した筆談でのコミュニケーションに対応しています。

バリアフリー宿のリストには掲載いただいたり、個別にも問い合わせがあるたびには対応していましたが、

暮らしの延長にあるような宿のHPでは、なかなか改めてバリアフリーの項目告知はしづらく、

パパっとウィンドウをつくればいいだけでもなく、やっぱりデザインのバランスも考えたいし・・

でもそんな時間もお金もなく。

これまで車椅子の方を受入したときのことを、日々のこととしてしか紹介してきませんでした。

そんな中、まちを上げてバリアフリーについて考える機会をつくろうよ。

という話が上がり、その一つとして何かできること。として、今回のこのブログを書いています。

お気づきと思いますが、ほりわりは2年前に玄関の工事をしました。

これは、車椅子での車からの乗り降りをしやすくするためと、

それまで砂利道だった道路からのアプローチを、少しでも走行し易くするための工事。

この玄関屋根は、バリアフリーのリビングエントランス、セミバリアフリールームにつながっています。

“セミ”がつくのには理由があって、ご利用いただく方によっては、お風呂などは近隣にある公共施設水の郷内、南風をご案内。

トイレも、どうしても介助だけでは一般のトイレを使用できない方向けには

近くにある観光協会のトイレをご案内しているからです。

ほりわりには、宿の工事をする前から電動車いすに乗ったご近所さんが顔を出してくれています。

これは地域の宿としてとても嬉しいことです。

彼がこのほりわりを訪れてくれたことで、

バリアフリーについて考えたり、相談することが

これまでにも、これからもあることに、少し意義を感じています。

そんな彼が、数年前にほりわりを取材してくれた時のブログがこちら。

なんと取材先3軒目にして取上げてもらってました。

https://diversity-yanagawa.site/?paged=2&cat=6

このダイバーシティーゲルの活動も、私は中心人物ではないですが、

地域に住んでいる友人知人がコアメンバーとなり、

広く深く、関わるコミュニティーもどんどん広がっています。

取材していただいたように、高齢化・一人暮らしの高齢者が住まいの進む地域で、

ご近所の方も寄ってもらえるようなお店にしたい。とも思ってこの宿をつくりました。

エントランスリビングが土間だったのはそのせいです。気軽にちょっとお茶でも。ができたらいいなと。

今は寒さ対策で断熱工事をしましたが、これも車椅子が乗り上げられる段差になっています。

そして実はスタッフの家族にも障害者がいました。

目がほとんど見えない祖父と、体に障害のある祖母。

それでも2人は普通に生活をし、自営業で自分たちで生計を立てていました。

ふたりにはもちろん、普通に性格があり、

幼いながら、祖父はとてもわがままな人だと感じたりしていました笑。

今は世の中が変わってきた感じがしますが、

以前は、何も知らない相手にでも、かわいそう。

というような感情を初見で抱かれることが多かった気がします。

ついでに、勝手に、良い人・害のない人とイメージされがちで、

スタッフは、それを不思議に思っていたし、嫌な性格の部分もあるのにな。と思ったりもしていました笑。

それはさておき、そんな祖父母も、確かにいろんなところで私たちには全く不便でないものが、

不便に感じることはあったと思います。

よく祖父の手を引いて、周りの様子を何気に言葉で伝えながら、会話しながら歩いていたし、

祖母も歩けはするけれど、そのスピードはとても遅く、段差には特に気を付けていました。

地域に出ると、高齢のご近所さんと一緒になったり、自分自身も怪我をしたり。

パブリックな建物を所有すると、利便・不便を自然と考えることが増えます。

ちょっとした物の置き方、ディスプレイ・・・

改装の構想なんて、必要ないときにもついつい妄想していますが笑。

その時々にも、頭に浮かぶのは祖父母や、里帰りでご利用いただく高齢のゲストさんのこと、

それからご近所さんたち。

暮らしの中にある観光地、柳川沖端、これからもいろんな方が行き交うまちでありたいです。